高血圧
血圧が高い状態が続くと、血管に負担がかかり、動脈硬化につながります。そして動脈硬化により血液が流れにくくなると、心臓に大きな力が必要となって、血圧をますます上昇させてしまいます。放置すると脳卒中や心筋梗塞など動脈硬化による恐ろしい病気の原因となったり心臓肥大をおこしたりする病気です。ふだん何も症状がなくても放置は絶対に禁物です。 |
高血圧の診断基準 |
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高血圧は、収縮期血圧140mmHg以上、
または、拡張期血圧90mmHg以上と定義されています。 |
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※家庭血圧計で測る場合、135/85mmHg以上
(日本高血圧学会 高血圧治療ガイドライン2004より) |
治療目標値 |
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高血圧の治療目標値 |
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年齢が若年から中年の方 |
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130 / 85 |
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高齢(65歳以上を目安)の方 |
→ |
140 / 90 |
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糖尿病であったり、肝臓が悪い方 |
→ |
130 / 80 |
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mmHg未満 |
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(日本高血圧学会 高血圧治療ガイドライン2004より) |
いかがですか?あなたの現在の値が治療目標値に達していない場合は、最寄りのドクターに相談して下さい。積極的な治療による血圧コントロールが必要です。 |
早朝高血圧にご注意を!
血圧は一日の間で、上下します。一般に睡眠中は下がっており、朝は体を活発にする神経が働くため、血圧は上昇します。そこで気をつけたいのが朝の血圧。昼間の血圧が正常でも、朝の血圧が高くなる「早朝高血圧」の人が多いことがわかっています。早朝高血圧の場合、脳卒中や心筋梗塞などの病気をひき起こしやすいので要注意。家庭で、朝の血圧を測ることを習慣づけましょう。 |
早期高血圧の診断基準値 |
135/85mmHg以上(朝の家庭血圧値) |
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(日本高血圧学会 高血圧治療ガイドライン2004より) |