○○○ってなに 「気象病」 サンテ薬局

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○○○ってなに

今年の4月にこんな記事が…
2007年04月20日  <北海道で短時間に気温急上昇か 気象協会が注意>

日本気象協会北海道支社は20日、21日午前から午後にかけての短時間に気温が急上昇し、体調不良や気分が落ち着かないなどの「気象病」が起こる可能性があるとして、「車の運転や、夫婦げんかに注意を」と呼びかける異例の気象情報を出した。
気象病?? この聞き慣れない気象病とはいったい何でしょう?

 

第4回「気象病


気象の変化によって発病したり、病状が悪化したりする病気、すなわち病状の変化が天候と密接に結びついているような病気をさして「気象病」と呼びます。
これに対して、特定の季節に発病したり、また症状が悪化する病気のことを「季節病」と呼んで、気象病とは区別しています。

人の体は、気象の変化に対して調整機能を発揮しますが、その調整能力が不充分な場合には、いろいろな心身変化が起こり、これが病気にまで進行してしまうことがあります。 気象病を起こすような気象条件としては前線、特に寒冷前線の通過やフェーン現象などが挙げられます。 寒冷前線が通過するときには風向きが急に変わったり突風が吹いたり、また前線の通過後は気温の降下や気圧の変化がみられます。 またフェーン現象に伴っては気温の上昇や気圧の変化、湿度の急変などがあり、これが気象病を引き起こす要因となると考えられます。

気象病の典型的な例としては、傷跡が痛んだり、リウマチ、神経痛、心筋梗塞、血栓、気管支喘息、急性虫垂炎、胆石、感冒、脳出血などがあります。
また難病の一つに数えられるベーチェット病の発作や自殺を含む精神障害なども気象変化と関係が深いと言われています。

◎気象と病気の関係

狭心症

冬に多い。寒冷地における雪かきなどの作業は、狭心症発作の誘因になりやすく、中年以降、高血圧、糖尿病、喫煙者、高脂血症、心筋梗塞の家族歴がある人は、特に寒冷下での労働は避けたほうが安全であるといえます。一方、高温・高湿によってもしばしば狭心症発作が誘発されることがあります。

高血圧

冬などの外気温が低いときに、暖かい室内から寒い室外へ出たときなど、からだが急に寒さにさらされると、反射性に皮膚血管が収縮して血圧が上昇します。脳卒中などの原因となることがあります。

心筋梗塞

低温と急激な温度差が引き起こす冬に多い。日中の時間帯としては朝。寒い日の朝などに急に運動をするときは注意。

不整脈

高温時で、体温をうまく逃がすことができない時など。からだの温度調節機能の働きが衰えるようになった老人では、高温時のスポーツや作業は特に注意が必要です。

気管支喘息

急激な温度差や気圧差が重なると要注意。春秋の移動性高気圧が原因になる場合が多い。

リウマチ
関節痛
気温や気圧差が大きい事で痛みが増す。天候の変化が激しい春先には症状がでやすい。寒の戻りなど要注意。
うつ病 季節の変わり目や急激な気象条件の変化、低気圧による日照不足などで発症したり症状が亢進したりする。
夫婦喧嘩 喧嘩をしたら気象のせいにしましょう。(^^)


天気予報の注意報に病気の事も入れてもらえないでしょうか・・・ね。


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